TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

01. 彗星

毎回新しいCD を聴くときはドキドキしたものですけど、太陽は特に感慨深いアルバムでした。

最近でこそ音楽を聴く時も人をダメにするクッションにうずくまっておりますが、若かりし頃は、初聴は正座でをマイルールとしていたので、この時ももちろん正座。
慎重に梱包を剥がし、三面ボックスからケースを取り出す所作にも気を配りました。

普段は形から入りたいタイプではないけど、ここぞと言うときはキチンとしたくて。

コンポに円盤が吸い込まれていくと、綺麗としか言いようのない澄んだ音に続いて待ち焦がれた声が届きました。

日本各地で涙腺崩壊が発生した日だったと確信しております。

復帰作がシングルでなくアルバムであったことで、1曲だけでは伝えきれないたくさんの思いがあるのだと、そう言ってくれているんだと思えたし、Cicadaと変わらない声に不安の塊が溶けていくように感じました。

ピアノやアコギも素敵なんですが、流星を彷彿とさせるヒューっという音や星の煌めきをイメージさせるウインドチャイムや、シンバルがイイ味出しています。
鳥が飛び立つところも臨場感たっぷりです。

言葉の魔術師ぶりも健在で、彗星の歌詞はどこを切り取っても良い。

汚れていて止まってみえる
あの川はたしかに流れていた

この表現にも痺れるし、

あの夜きみはずっとあきらめきれずに
後ろ足で探した流れ星
腕を引く僕に嬉しそうな声で
見えたよって笑った
ことを覚えているかい

『駆け引きのない気持ち』がうかがえてこんな人と一緒に暮らせたら幸せだろうなと、主人公が羨ましくなるような設定も良い。
不思議とこの君は次回作に収録される「桃」に登場する君と同一人物という気がします。
復帰後初のアルバムとシングルという関係性のせいでしょうか。


そして1番好きなところは大サビ

次の流れ星を合図に渡り鳥は
冬を飛び立つよ
僕らはもう少しだけこの嵐の中で
静かに強くなろう

水面ギリギリを滑空する鳥に少しだけ荒ぶる風、星の流れ落ちる音。
冬を耐え、もう少しと気持ちを奮い立たせる主人公の決意には聴いているこちらも勇気づけられたものです。

私は就職活動をしていた頃だったせいか、就活生の応援ソングにピッタリだなと思って聴いておりました。
緊張をほぐす民間療法?に人という文字を掌に3回書いて飲み込むというものがありますが、マッキーの声の方が効果的面で、最初にアルバム聴くときはあんなに緊張したのに、一度聴くと次からは落ち着くなんて不思議なものですが、おかげで面接パスできたんじゃないかと思ってます。



そんな若かりし頃を思い出す曲ですが、つい最近のライブでも何度も聴いたものだと思っていました。
しかし、直近ではHeart to Heart は日替わり曲で聴けず、Home Sweet Home 、cLEBRATION2005 と最後に生彗星を聴いてから15年もたっていたなんてびっくりです。
DVDになっているから色んなツアーで歌ったと記憶違いしてたのかな?後ろ向きにステージを歩くマッキーが可愛さ炸裂してて、思い出しては悶えているのに全て妄想だったのでしょうか。

同じようなことを情熱の時にあるみちゃんも書いていましたが、2人ともこの調子で妄想ばかりしてて大丈夫だろうかツインタワーズ(笑)とおもわずセルフ突っ込みしてしまいます。

最後に、古巣ワーナーさんからの復帰ということで、YouTubeの公式チャンネルでも再び無料で聴けますのでリンク貼っておきますね。



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