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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

05. You are so beautiful

フィリー・ソウルど真ん中のファミレスから一転してジャズ風のしっとりした曲。
この切り替わりがまた堪りません。

You are so beautiful
美しい人に
You are so beautiful
僕は出会った

エウレカ~我、美しい曲を発見せり~と心の中で叫びたくなるほどの佳曲です。
ピアノソロが非常に美しい。そして歌声は非常にソウルフル。

どこか懐かしくレコード盤を聴いているようなそんな感覚。
と、書いてはいるけど、レコードってそんなに聴いたことなくて、だけどそんな感覚に浸れるような不思議な魅力を持った曲です。

「beautiful」という形容詞は外見の事だけでなく、内面の美しさを表す言葉でもあります。
僕の出会った美しい人は清廉な人いうよりは、スッと一本芯の通った賢さ、私はそんな美しさを持った人をイメージしています。

心に嘘をつくことはなく
頑ななまでに自分に素直で
言葉は迷わず まなざしは強く
その先には必ず誰かの幸がある

このYou are so beautiful はバラードということもあって、文字数少なめ。

例えば 同じアルバムに収録されているLOTUS IN THE DIRT も大好きな曲ですが、こちらの曲のサビのように、マッキーも歌詞の文字数が第二章に入ったあたりから増えたように思います。
世の中的にもカラオケに行ってもちゃんと知ってる曲じゃないとカミカミになる曲って多かったから、言葉のシャワーを浴びせるような曲がカッコいいと受け入れられた時代だったのかも知れません。

そんな中、ひと言ひと言厳選された香り豊かなブレンド・・・は珈琲ですが(笑)
You are〜の歌詞を構成するのに選ばれた言葉は五感を包み込み、そしてなおかつ刺激してくるような重みのある言葉が並びます。

あなたのそばにいると
僕はこんなに
薄汚れて見えるけれど
いつかあなたのように
なりたいと思う

聴くたびに心が痛い言葉。

そうなれたらいいのになとは思っても『いつかあなたのようになりたい』と思って努力をすると言う事を年を取るにつれだんだんと諦める事が多くなった気がします。自分は自分と開き直ると言うか。

こんなんじゃダメなんだろうなと思ってはますます薄汚れて見えてしまいます。

どうもこの曲の美しい人は実在する方を想って書かれたようですが、私にとっての美しい人も、何人か思い浮かびます。その中にはもう会う機会が無い人も含まれますが、
その人たちに “So are you. ”と言ってもらえるように精進したいなと思う深秋の候でした。

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