TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

08. 1秒前の君にはもう2度と会えない [ALBUM VERSION]

"ひとは常に選択をしながら生きている"と言うのが私の人生観でして。
ぼーっと何も選ばずに過ごしている時も「何も選ばない」と言う事を選択していると思ってます。
屁理屈っぽく聞こえますが、これが真理だとするとホッとします。
この言葉をくれたひとの話はまた別の曲でと思いますが(えっ?いらん?)

我々マッキーファンには時に難問が降りかかります。それは・・・

『Single と Alubm ver. どっちが好きなの問題』


こっちの方が好き!というアレンジも曲によってはもちろんあります。
が、この「1秒前の君にはもう2度と会えない」は「どちらも選べない」アレンジの代表格と言えるのではないでしょうか。

歌詞は簡単に言うと「喧嘩した恋人を交差点で見かけて「ゴメン」のひと言を言う為に追いかける」と言う内容ですが、その結末には触れられていません。


この2つのバージョンを比べて見ると、まず聴く前に曲の長さが11秒ほど違う事に気付きます。
テンポはおそらく変わっていなくて、主にアウトロの長さの違いによるもののようで、サビで盛り上がった後、シングルの方はあっさりと終わります。

発売当時はどちらのアレンジでも無事にゴメンと言えたんだと思っていましたが、今聴くと、シングルver.では見失ってしまったんじゃ無いかと言う印象を持ちました。

加えて、追いかけ出すタイミングや足の速さにも違いがあるように思います。

シングルver.は思い立ったら、とにかくまっすぐ全力疾走。ギターの音が風を切って走る姿を彷彿とさせてくれます。
だけど追いかけ出すタイミングは少し遅くて

自分勝手な僕に気づいたから

ここからロケットダッシュ。青春真っ只中な感じ。


一方、アルバムver.ですが

本当は さっきま
あの信号の陰から
交差点を渡る君を見てたん

太字の音が、シングルでは柔らかいのに対してアルバムでは力強く歌われているからでしょうか。
Aメロから既に走っているように思います。追いかけながらの回想してる感じと言いますか。
(歌も撮り直しされてると思っていたけど、どうかな?マッキーマジックで違うように聴こえるだけかな??)


使われている楽器の数もおそらく多くて、だけどもフッとバックの音が小さくなったりと、スピードは劣るけど力強いステップで機敏に人混みを避けながら追いかける様子を感じさせるのに一役買っていて、よりリアル。

そしてこちらは君を捕まえて無事にゴメンと言えたというストーリーが私の中で組み立てられております。

そうだと仮定すると、ハッピーエンドなアルバムver.に軍配が上がりそうですが、見失ってしまったと言う結末もフィクションならばストーリーとしては捨てがたい。

なのでやはり「どちらも好き」という選択をするしか無いようです。



youtu.be


シングルverも追加しておきます♪


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