TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

05.ゥンチャカ

2005年夏に開催された日テレのイベント『GO!SHIODOME ジャンボリー ゥンチャカ』のために書きおろされた楽曲です。

確か18きっぷで遠路はるばる行かせてもらいました汐留。
若かったというか、独身だったからこそ行けたんだと思うんですよね。自由って素晴らしい。


さてさて、この曲のベースはレゲエなので、マッキーのゥンチャカもスローなダンスミュージックになってござきます。

それにしても何故ゆえレゲエのリズムは ズ ンチャ ズンチャ じゃなくて ゥンチャカ ゥンチャカ なんでしょうね。
同じ裏打ちでも微妙に違うんでしょうか?

その辺りの機微には鈍感なので、多分、詳しい人が聞くと「ゥ」が小文字なのもさすが!ってなるんでしょうけど、素人的にはiPhoneの i が小文字なのにインスパイアされたのかな?くらいにしか感じれてなくて申し訳ない。

けどまぁ、小難しいこと?は考えずにみんなで一緒に歌ったり踊ったり楽しみましょ!ってのが歌詞の趣旨なので、ヨシとさせていただきましょう。


歌詞はざっくり言うと、

どうせエネルギー使うなら良い事に使おうぜっ!

・・・ざっくりしすぎたでしょうか(笑)
まぁ、そんな感じです。

じゃあ、貯める方のエネルギーは?
というと、冒頭に書いてありました。
ずばり「欲望」です。

恋しぃなぁとか 辛いなぁとか
収まらないなぁとか 満たされたいとか
溢れてあまりある色んな欲望は
体を動かすエネルギーになる


私の例でいうと、冒頭に書いたように18きっぷの旅も電車に乗りたいという欲望とマッキーイベントに参加したいという欲望が、始発から10時間ちょっとの普通電車の旅をドキドキワクワクするものにしてくれるんです。

これまでマッキーのライブに行きたいという思いがどれだけの行動力に変換された事か。
ライブに行くためにはいつも以上に仕事も家事も片付けないとですからね。
さらには面倒くさくても多少のオシャレもしないとだし。

またこの曲もライブで聴きたいなぁとは思うけど、曲はたくさんある上にシングルA面ではないので、期待薄かなぁ。踊りたいなぁ。


リズムの軽快さもですが、こう言う歌詞を入れ込んでくるところとかも好みです。

拳を開いた両手の指を
世界中の人に見立てて
合わせてみたらhugしてるように見える

シングル「これはただの例え話じゃない」のジャケットが指人形でしたけど、そんな感じで両手の指一本一本が人間のように見える。手は拳を作って誰かを殴るためじゃなく、繋がるためのものであって欲しいという願いが込められているのだと思います。


話は変わって2番では良いことと悪いことの例が出てきます。
それは花火と爆弾。確かに似て非なるもの。

ノーベル賞の時期になると思わずゥンチャカを口ずさんでしまいます。

ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベル。彼の発明は元々の土木掘削用よりも、軍事目的で需要が増大し、死の商人とまで呼ばれたようです。しかし遺言によって平和賞も設立された事を思うと、やはり軍事利用は本意ではなかったのでしょうね。

良いことをするにも
悪いことをするにも同じものが
使われるんだ それを決めるのは
ほとんどは僕らのこころ次第

ユーザーのこころ次第で製作者の意図とは離れた使い方がされるのは悲しいですね。
マッキーの曲を自分たちなりに解釈してレビュー書いているんですけど、本当は全曲事細かにマッキー自身に解説して欲しいくらいですよ。

マッキーも世に送り出した曲は聴く人の解釈でと言うようなことを言っていたとは思いますが、世界に一つだけの花みたいに、ごく一部であっても不本意な解釈をされることもあるでしょうしね。
私自身もどんな解釈であっても支えになったり、人生に彩を添えるような受け取り方ができたらなとは思うんですが、ネガティブに受け取ってしまう事もありますからね。


最後に、この曲には萌えポイントがありまして、もし聴いたことがない方がいらしたら、是非とも聴いてほしいです。

僕で良ければ歌いましょ
だからここにきて

ファンにとって目眩を覚えるほどの甘言ですよ。
しっぽ振って参ります。ワン。

最近はあんまりコンサートで振りはさせて無かった印象なので(印度式も手振りしたかった)もしコンサートで歌ってくれてもゥンチャカのとこだけとかになるのかなぁ。それは少し寂しい。

ファンを甘やかすのはいけないと思うんですよ。将来に備えた脳への刺激のためにも、振り付け曲を推奨いたします!