TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

10.Firefly〜僕は生きていく

夏の虫と言えば、セミとホタルとカブトムシ(クワガタ派の方ごめんなさい)

このシングルが出た時に、次は Beetle をタイトルにした曲を作ってくれるんじゃないかとも密かに期待してたんですが、
いつぞやのMステでマッキーがaikoと共演した時に、あれ(カブトムシ)かけたら僕もう引退しますって言ってたので、これは書いて欲しいと祈ってる場合じゃないなと切り替えました。

マッキーならどんな風にカブトムシを描くのか凄く気になるけれども、まだまだ引退は先でお願いしたい。

けれどもし引退となるとしても不祥事で、ではなく、マッキーがもう活動しきった!とそんな思いになったからの方が断然いいので、30〜40年後には Beetle を発表してマイクを置くというのも・・・くぅ(/ _ ; )


カブトムシはまだまだ先の話として、今回モチーフになっている Firefly(ホタル)に話を進めましょう。


出だしのサウンドはピアノを中心に構成されていて、エンディングこそエレキが入るものの、全体的にピコピコは無く、自然な音で耳を楽しませてくれます。

バラードでは無いところが捻ってあるなと。

ホタルと言えば優雅に夏の夜空を漂うイメージでセミ以上に儚い存在と言うのが一般的な見解ではなかろうかと思います。

都会では生きていけないし、大きな音で鳴くわけでもない。

しかし、この曲の中では淡い光ではあるものの、暗闇の中での希望の光と蛍の光を重ねて、「心強い存在」として扱われているんですよね。

思えば、シングルジャケットもマッキーが見つめていたのは都会の夜空を舞う蛍でした。

田舎の清涼な環境ではなく、都会でも輝ける強さが与えられた蛍。

冷たい風が吹く秋の空へ
恐れず僕の先を飛び
進むべき道へと導く
淡い蛍のように

ホタルは初夏の訪れを教えてくれるので、成虫になってからの寿命は短く、秋どころか夏の終わりですらも迎えられないだろうし、夏でも気温が低めの時はあまり飛ばない。
本来の姿からすると、秋を恐れずに飛ぶと言うのはピンとこないところもありますが、そこはやはり、タイアップされた映画のイメージに沿うようにという配慮なんだろうな。

その映画 KIDS は心と身体に傷を負った若者3人を中心にしたヒューマンドラマのようで、キャストを見ても「映画観ておけば良かったー」と後悔しております。

あらすじを読む限りマッキーの主題歌流れたら泣くだろうな。


ホタルのイメージだと、Cicada のような曲調の方がしっくりくるけど、それに比べるとテンポが早いのは希望の光が必要な映画の主人公世代の若者たちに向けてのメッセージだからと考えることができるんじゃないでしょうか。

もちろん若者だけでなく、我々中高年(←自分で書いてちょっと凹む)にとってもジワジワとエネルギーが貰える、元気になれる曲です。

そんな中高年の私。

最後の曲はあるみちゃん担当と言うのしか頭になくて、手持ちのアルバムが初回盤でmerry-go-round が入っていたのもあって、次の The Average Man Keeps Walking. のレビューを書きそうになってたのはここだけの話。

それでは

先輩、来週のレビューよろしくお願いします!