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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

08.ムゲンノカナタヘ~To infinity and beyond~

思い描けないものは
叶えようがないけど
それは思い描けるなら
叶えられるともとれる

突然の引用からスタートしました本日のレビュー。

もうお馴染みになった月刊カドカワのセルフライナノーツによると、マッキーも曲作りの時は絶対出来るって思わないと締切に間に合わないそうです(笑)

私たちからすると天才の部類に属している彼も“にんげん”なんだなぁと親近感が湧きますね。
とはいえ、間に合わないのは曲が思い浮かばないからじゃなくて“こだわりすぎて”じゃないかと睨んでおりますけども。

思った事は叶うなんて一聞するとスピリチュアルな話なの?とも思いますが、これはれっきとしたサイエンスの話。(知らんけど)

スポーツでもイメージトレーニングを取り入れた練習をしているところは少なくないと思いますが、骨格筋は自分の意思で動かす事ができるし、不随意筋の平滑筋も自律神経の支配を受けているので、成功することをしっかり想像する事で心が落ち着いたりと、身体をいい状態に持っていけるんじゃないでしょうか。

私もちゃんとイメージできた時って、ボウリングでストライク取れたり、バスケでスリーポイント入ったりしてました。

このちゃんとイメージ出来るって案外難しく、イメージしてみても、「あかんやろ」と想像しようとした事を脳のどこかが否定してくるんですよ。(あれ?みなさんそんなことはない?)

ちゃんと調べたら、イメージトレーニングの効果は研究結果が報告されているかもしれませんがここは「ご興味ある方は是非調べてみてください」と逃げに走ろうかと思います(あせあせ)


そんなわけで話を変えます(笑)
この曲を聴いているとですね『想像』繋がりでこの歌詞↓が思い出されます

想像と創造が同じ音を持つその意味を
リアルに感じるその時がとうとうきたんだ
(槇原敬之;不器用な青春時代)

こっちはちょっとスピリチュアル。

同じ想像でも1人で完結できるものと、相手がいるのとでは叶うかどうかは全く違ってきて、

例えば、サッカーをしていて、自分がすごいアシストをして得点に結びつくところを想像してその通りにパスが出せても、受ける相手が空振りしてしまったらゴールはできないように、いくらマッキーと知り合いになるという妄想世界を完成させてもいつまで経っても知り合いにはなれません。

素敵な恋人が欲しいといくらゲットした自分をリアルに想像しても、それは縁の世界。
相手がいる未来を引きつけられるのはスピリチュアルの世界なんでしょう。


不器用な青春時代のレビューは後日のお楽しみ(ちなみに私も読み手になるんじゃないかと想像してます)に取っておくとして、ムゲンノカナタヘに戻りますと、この曲のモデルは諦めない事で、自分の限界を超えてきます。

うちの犬は飽くなき
挑戦の末 変えたばかりの
前より高くした柵を
飛び越えてやってきた

どうやら、超えてたんじゃなく、よじ登っていたというオチもあるようですが、いずれにしろ、柵の向こう側に行きたい、行くんだと諦めなかった努力の賜物ですね。

人間は犬にも負けてるなと、諦めずにやってみろよってメッセージが込められているようですが、もしかしたらワンコは飼い主に似た行動を取るんじゃないかと、最近飼い始めたうちのワンコを見てるとそんな気がしてくるんですよね。

マッキーの諦めない姿勢がワンコに伝播してスピリッツに炎を灯していたのかも知れませんね。
ちなみにうちのワンコは柵を高くしたら、飛び越える事よりも、地道に柵のジョイント部分を噛み切ろうとしたり、柵を破壊することを試みてきます(涙)


そうそうマッキーとえば『君と僕』ですが、この曲は『君』しか出てこないんです。
今まで名曲と言われているマッキーシングの多くは『僕』が主人公で、その主人公に聴き手が自分を重ねることで共感し、曲と自分の人生が共にある感じがしました。

おそらく、君の一歩も二歩も先を進む『僕』

先を行く姿の見えない僕に追いつける日が来るのだろうかと、ややもするとエンカレッジソングなのに落ち込みそうになるのを、アップテンポにする事で気分をアゲさせる作戦なんでしょうか。

ちなみに、この曲ハードロックらしいのです。カドカワでご本人が言ってるので間違い無いんですが、ハードロック?とハテナが浮かびます。(ごめんマッキー)

確かにエレキギターをリードにしたエネルギッシュな曲ではあるけど、ハードロックとは認識してなくて、んーこれはやはりマッキーの声がデス・ヴォイスとは対極にあるからでしょうねぇ。

これはもう如何ともし難いですが、やっぱり声はマッキーの魅力のひとつですから、これはこれでよき。