TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

05.林檎の花

Buppu レーベル第一弾のシングル
2010年9月から東北新幹線新青森駅開業キャンペーンのために書き下ろされました。

MY FIRST AOMORI のCMを制作した会社さんのHPにお仕事事例の紹介としてCM映像が掲載されていたので貼らせてもらいます。
dof inc. | CASES | JR東日本 MY FIRST AOMORI

このCM当時見てなかったので、林檎の花だけが使われていたのかと思いきや、vol.4まではカップリングには素直が使われてたんですね。

開業キャンペーンソングならもっとキャッチーでアップテンポなのが良かったんじゃない?なんて思いますが、同じように思った人は是非先程紹介したリンクからCM見てきてくださいませ。

「僕は青森に恋をしていた」

「大丈夫。東京なんか全然近い」

CMでの三浦春馬さんのセリフ、キュンときます。

もうマッキーの歌との組み合わせが実に良い。
こういうのをマリアージュって言うんだろうな。


ローカル線のテンポでゆっくりと進行する曲(新幹線の開業なのにw)。
りんご畑のすぐ横を通っていくシーンが思い起こされる回顧的なメロディ。

薄紅色の小さな

ここなんてとくにマッキーらしい旋律だなぁなんて思います。


季節は5月。

あのこ と彼
君と彼女(=あのこ)
そして、僕と君

"3つ"の"片想い"だと思ってますがここは解釈が分かれるところでしょうか。

君は彼と彼女が自然に隣りあうように
ふざけるふりして携帯で
写真を撮っていた

好きな子と幸せになるのが自分でなくても、相手のしあわせを願って行動する君。

(T ^ T)だー

はぁ、君の行動がピュアでイイ。

可憐な林檎の花のある景色を冒頭で聴き手にイメージさせておいて、

あのこの隣じゃなくても本当に
嬉しそうな君の頬は
林檎の花と同じ薄紅色
誰かを思う気持ちでいつか愛が実る

こう〆るワケですよ。

「もう、歌詞の世界に電車がでてきて無いじゃん!」とか思う鉄分多めな人たち(←ももた)も口をつぐむしかない。

グゥの音も出ないくらいに完璧な美しさでございます。

そしてね、君はあのこの隣じゃない所で集合写真に写っているわけですが、僕は離れてどころか君と一緒に写って写ってさえいない。

ここにはせめて君があの子と同じ写真に写れるように、カメラマン役を引き受けた僕の気持ちが隠されているように思います。

それは君が携帯ではあの子と彼の写真を撮っていたことから妄想した事ですが、ほっておいたら君は集合写真のカメラマン役も買ってでるタイプではないでしょうか。



2011年3月11日に発売されると言うのがお知らせされた時には、九州新幹線の全線開通の前日な事もあって、東北だけじゃなく九州のキャンペーンにもマッキーが使われてたら良かったのになんてお知らせ当時は思いましたが、それ以上に忘れられない日になってしまいましたね。

少し経ってからやり取りした震源地に近いところに住んでいる知り合いとのメールは今も忘れられません。

たくさんの哀しみや絶望は当事者の方々にとって今も消化しきれない思いのままなんだろうと想像することしか出来ないし、想像することも当事者からしたら良い気分ではない事もあるかもしれない。

林檎の花を聴くときの想いも人それぞれ。

どうかあなたの感じるままに、この曲をー

03.犬はアイスが大好きだ

まずはこちらを『ご覧』くたさいまし♡


youtu.be

いや〜かわいいMVでしたね♪

ただひたすらに犬はアイスが大好きだと言う事を主張しているこの曲(笑)

「犬にアイスをあげるとは何事だ!」とお怒りのかたも出てくるかもと思ってまずはMVをご紹介させてもらいました。

ご覧いただいた方は、MVでちゃんとワンコにアイスをあげる時の注意事項が書かれていたのにお気づきでしょう。

  • 低脂肪のものに限る
  • チョコレート系はダメダメだよ

愛犬家の槇原さん。いくら喜ぶからと言ってなんでもあげてはダメなんだって事はちゃんと分かっていらっしゃる。

「分かっちゃいるけど(歌詞には)書かないよっ」
そんな心の声が聞けくるようじゃないですか。

わんこへの愛情たっぷりの曲だと言うのはここ↓からも伺えます。

Dog は逆さまから読むと
"GOD"になると気づいたんだ
あ!?もしかして
大事な事を教えるため
落っこちてきた神様 なんてね

ここで言う大事なことは、好物もみんなで分け合った方が美味しいねってことだけど、いわゆる説教ソングとはちがって、いい意味で言葉に重みがない、なんてね。

サウンドもポップな感じに仕上がってて、一聞すると、いや、よく聴いても親バカソング。

(落ちてきた神様というよりも、神様とは裏返しの小悪魔じゃないかと個人的には感じております)

スーパーとか、某激安ショップとか、某ドラッグストアとかで流れてる曲とか、なぜかエンドレスで脳内再生されちゃうって経験された方は多いと思いますが、この曲もそんな部類に入る、軽快で耳障りがいい曲です。

気が付けばふと口ずさんでしまう、恐るべし。

Every dog loves ice cream.
独り占めするときより
分け合ったときのほうが
美味しく感じて 不思議


あ、あとここ↓も事あるごとに脳内で流れてきます

ばれちゃしょうがない

ワンコ・・・なんであんなに勘がいいんでしょうね。
ワンコが我が家に来てからホント“ばれちゃしょうがない”の繰り返しですよ。

そんな“あるある”なワンコの行動がたっぷりトッピングされた、ただただ犬はアイスが大好きなんだと主張してる曲なので、聴いてて涙が止まらなくなるとか、キュンとなるとかは中々なくて、

たぶん、ファンの皆さまに「好きなマッキーの曲を3つあげてください」と尋ねてこの曲をあげられる方は少ないんじゃないかなと思います(失礼、汗)。

恋愛ソングでもエンカレッジソングでもない。歌詞をじっくり楽しむと言うよりも、サウンドを楽しんで欲しい一曲です。

Heart to Heart ツアーでしかライブでは聴けていないけど、客席のみんなでできる簡単な振りを付けてライブ定番ソングにしたら楽しさアップするんじゃないかな?

♪Every dog loves ice cream〜フフフフフッフフフフフフーン♪(鼻歌)

01.二つのハート

6月になりましたね。
今年は沖縄から東海までは梅雨入り早かったみたいで、梅雨入りしたばかりは激しい雨もあったものの中休みに入った感じでしょうか。

さて、Heart to Heart のスタートを飾る2つのハート。

アルバムタイトルになってるHeart to Heart は、腹を割って本音で話すという意味ですが、2つのハート最後の方の歌詞↓に本音で話せる間柄でありたいと言う気持ちがストレートに書かれてますね。

心細くなっても
わがままになってもいいよ
全部受け止めてみせましょう

猫をかぶることも、相手に忖度する事も、顔色を伺うこともなく、ありのままの自分をまずは全部受け止めてくれる存在がいてくれる事ってどんな人にでも必要な事なんじゃないかと思います。

わがままも全部“受け入れる”んじゃなく“受け止める”
一音違うだけで、ずいぶん意味合いは違ってきます。

受け止めた後は相手にとって最良の行動を選択するのが「受け止める」

もしかすると、君のわがままに対して、怒ったり、諭したりという反応をするかもしれません。

怒るにしても「丸ごと受け止める≒愛される」という裏打ちがあるかないかではまた全く違います。


この曲は主人公の僕と君という、槇原敬之らしい構図になっていて、僕のメッセージを向ける相手は「曲の中の君」であって、リスナーではない。

リスナーに対してメッセージ性の強い曲は心揺さぶられる分、反発も受けやすいんじゃないかと思います。

大抵のマッキーファンはいい大人なので、ストレートに「こうすべきだ!」と表現されるよりも、主人公の姿を想像して、その行動や気持ちに共感したり、反面教師にしたりとしてもらえる仕掛けをする方が、いわゆるお説教ソングと言われる曲よりもずっとずっとマッキーの伝えたい事が伝わってるような気がします。

君がいるから僕の
人生は予定より楽しくなった

こんなこと(マッキーに)言われたい。
いや、言いたい。

マッキーがこのブログをいつか見つけてくれて、伝わる日が来たら良いなぁなんて思いますが、こんな事を書くと「ファンレターに書いて出したらいいのよ!」と、あるみちゃんにご指導いただいちゃいそうですね(笑)


ふふ。

歌詞に話を戻すと、四季が描写されている曲ってどストライクで好きです。


この曲も

ホースのみずを追いかける
犬を見て笑った夏

から始まって

花びらがパーカーのフードからこぼれ落ちてきて笑った春

と、穏やかで、いつも笑顔があった日常が描かれていて、一年という星の巡りが人生のなかでほんの一瞬ではなく、かけがえのない歳月だと言うことがじんわりと伝わってきます。

小学校のころから国語では行間を読みなさいと先生から教わってきますが、行間にこそ作者の思いが込められているという教えは、いらぬ忖度するようになるという面も持ち合わせてしまうかも知れませんが、相手を思いやる気持ちを育むのに良い訓練になるんじゃないでしょうか。

そう言う意味でも若い世代にもマッキーの曲を聴いてほしいし、お子さんやお孫さんの洗の・・・じゃなくて、情操教育にも良いんじゃないかなと思います。

その中でもこの曲は特にオススメでして、何故か穏やかに寝る君の横で1人パズルをしている僕ですが、
最後に君と僕の置かれている状況の伏線回収とでも言うべきフレーズがあります。

具合が良くなったら
あそこの神社へいこう
二人でお礼にいこう

治ったらお礼参りに行こうとあるので、君は病床にいて、神社に平癒をお願いに行くような重い病気なんじゃないかと読み取れます。

なぜ主人公が曲の中で描かれた行動をし、思いを抱いたのか、そのヒント(?)がちゃんとかかれているんですよね。

妄想力に磨きがかかると、ヒントなしでも色んなことを想像して、マッキーの発信したいメッセージ以外のものも勝手に受け取っちゃいますが、それも槇原敬之の世界を楽しむ醍醐味。

歌詞の話ばかりになりましたが、イントロで入るノイズとか、次の曲への移り方とか、他の看病ソングとの違いとか考察したいポイントはまだまだあるので、オフ会ができるようになったら、お題にして語り合いたい曲のひとつです。

10.おさらばだ

いよいよ、本アルバム最後の曲です。

別れ際の言葉はたくさんあれど、『おさらばだ』って日常生活では使わないのに、何故この言葉をチョイスしたんでしょうね?

もう一つ疑問があります。
それはマッキーがこの曲をセルフカバーと言ってること。

両A面シングル“赤いマフラー/お元気で!”の『お元気で!』の方のセルフカバーである事も、そして、シングルの方が先の販売だったけれど、曲としては『おさらばだ』の方が元だという事もマッキーファンとしては必ずテストに出る基本中の基本ではあります。

しかしですよ。"セルフカバー"とは主に他人に提供した曲を自分でも歌っちゃうぜ!ってやつですよね?
何故ゆえ、リミックスとかではなくセルフカバーという言い方をしてるんでしょう?

しかも、歌詞も結構違う。アレンジもそう。もう別の曲と言っても良いくらいですよ。


うーん。

セルフカバーの謎は分からないので、時間がある時に調べてみることにして、とりあえず置いときましょう(笑)
(ご存知の方はインスタで教えてください)


スタジオアルバムをレビューしているわけですが、片方はシングルとはいえ、やはりこの二曲は比較しておくべきだと思い、ひたすら交互に聴きました。

うん。
聴けば聴くほど別の曲。

「お元気で!」は名残惜しさをほのかに感じますが「おさらばだ」ってこれまで散々歌ってきた未練がましい恋愛ソング(←だがそれが良い)とは違って、主人公が心から別れを望んでる感じがします。

そんな別れの決心を"おさらばだ"という言葉に込めたんだと思いますが、

また会うその日まで
ひとまず おさらばだ

「ひとまず」なんですね(笑)
そして次(来世?)に会うその時は親友になりたいと。

ふむふむ。

できれば次に出会うときは
恋人や家族じゃなくて
親友になれたらいいな

この家族は配偶者を指しているのかな?
でも、夫婦だった二人が次会う時に親友になれる事もあるんでしょうか?

別れた恋人のことはスッパリ忘れて2度と会いたくない派なので(笑)親友になりたいという気持ちには、死別でもなければ共感できそうにないですが、
別れてもそんな関係で再開したいと思える人に出会えるって素敵ですね。

お元気で!では「友よ」とあるので、お友達に向けた別れの挨拶(たぶん)。

スポーツニュースのテーマソングだったからか、部活仲間とか、一緒にスポーツの道を極めようと切磋琢磨した間柄の友達との別れってイメージがあります。
(わたしの脳内ではキャプテン翼の翼くんと岬くんで再生されます)


それに比べて"おさらばだ"の方は離婚ぽい。
子どもは居らず、これでスッパリ縁をきって新しい人生歩んでいく感じです。

スカパラさんの演奏がこれから踏み出す一歩が明るい未来に通じるんだと言ってくれてるみたい。

行くと決めた道だから
一人でも行くつもりだった
だから君に出会えた事は
嬉しい出来事だった
丁度複雑に入り組んだ
高速道路のジャンクションさ
分かれ道までのカーブ
並んで走ったのが君で良かった

それは短い時間だったけれど
君がいないと寂しくなるよ

はい。
長々と引用しましたが、ここ
めっちゃ好き。

『お元気で!』と「おさらばだ』で変わらない部分なんですよね。

それまでは同じ向きでもジャンクションで別れてしまう。

諸行無常
この同じ部分はキャプ翼でも、元夫婦を想像してもキュっとなりますね。

おさらばだでは、ジャンクションで別れた後もスカパラさんの演奏が疾走感をプラスするんですけど、ちょっとだけスピードが緩む部分があります↓

誰かを心から好きになる程に
泣きたくなるような悲しみが突然
襲う時があるのはきっと
生まれ変わる度に繰り返した
別れの辛さ覚えているからなのだろう

この部分も変わってないんですよね。
一瞬しんみりするのも良い味だしてます。
そりゃ、悪いことばかりじゃないからこそ一緒にいたんですもんね。

冒頭、何故おさらばだにしたんだろう?と書きましたが、おさらばって“これっきり"って感じがしません?

昨日までのじぶんにおさらば!とか、地獄の日々におさらば!とか、悪いことや嫌なことが終わる時という感じがするのに、なんか、また会うフラグっぽく感じるんですよね。

アニメとかで「この戦いが終わったら結婚しよう」なんていう騎士が戻ってくることが無いのとは逆のフラグ。

そんな言葉の力に願いをこめて・・・

本日はこれにておさらばだ!

08.ムゲンノカナタヘ~To infinity and beyond~

思い描けないものは
叶えようがないけど
それは思い描けるなら
叶えられるともとれる

突然の引用からスタートしました本日のレビュー。

もうお馴染みになった月刊カドカワのセルフライナノーツによると、マッキーも曲作りの時は絶対出来るって思わないと締切に間に合わないそうです(笑)

私たちからすると天才の部類に属している彼も“にんげん”なんだなぁと親近感が湧きますね。
とはいえ、間に合わないのは曲が思い浮かばないからじゃなくて“こだわりすぎて”じゃないかと睨んでおりますけども。

思った事は叶うなんて一聞するとスピリチュアルな話なの?とも思いますが、これはれっきとしたサイエンスの話。(知らんけど)

スポーツでもイメージトレーニングを取り入れた練習をしているところは少なくないと思いますが、骨格筋は自分の意思で動かす事ができるし、不随意筋の平滑筋も自律神経の支配を受けているので、成功することをしっかり想像する事で心が落ち着いたりと、身体をいい状態に持っていけるんじゃないでしょうか。

私もちゃんとイメージできた時って、ボウリングでストライク取れたり、バスケでスリーポイント入ったりしてました。

このちゃんとイメージ出来るって案外難しく、イメージしてみても、「あかんやろ」と想像しようとした事を脳のどこかが否定してくるんですよ。(あれ?みなさんそんなことはない?)

ちゃんと調べたら、イメージトレーニングの効果は研究結果が報告されているかもしれませんがここは「ご興味ある方は是非調べてみてください」と逃げに走ろうかと思います(あせあせ)


そんなわけで話を変えます(笑)
この曲を聴いているとですね『想像』繋がりでこの歌詞↓が思い出されます

想像と創造が同じ音を持つその意味を
リアルに感じるその時がとうとうきたんだ
(槇原敬之;不器用な青春時代)

こっちはちょっとスピリチュアル。

同じ想像でも1人で完結できるものと、相手がいるのとでは叶うかどうかは全く違ってきて、

例えば、サッカーをしていて、自分がすごいアシストをして得点に結びつくところを想像してその通りにパスが出せても、受ける相手が空振りしてしまったらゴールはできないように、いくらマッキーと知り合いになるという妄想世界を完成させてもいつまで経っても知り合いにはなれません。

素敵な恋人が欲しいといくらゲットした自分をリアルに想像しても、それは縁の世界。
相手がいる未来を引きつけられるのはスピリチュアルの世界なんでしょう。


不器用な青春時代のレビューは後日のお楽しみ(ちなみに私も読み手になるんじゃないかと想像してます)に取っておくとして、ムゲンノカナタヘに戻りますと、この曲のモデルは諦めない事で、自分の限界を超えてきます。

うちの犬は飽くなき
挑戦の末 変えたばかりの
前より高くした柵を
飛び越えてやってきた

どうやら、超えてたんじゃなく、よじ登っていたというオチもあるようですが、いずれにしろ、柵の向こう側に行きたい、行くんだと諦めなかった努力の賜物ですね。

人間は犬にも負けてるなと、諦めずにやってみろよってメッセージが込められているようですが、もしかしたらワンコは飼い主に似た行動を取るんじゃないかと、最近飼い始めたうちのワンコを見てるとそんな気がしてくるんですよね。

マッキーの諦めない姿勢がワンコに伝播してスピリッツに炎を灯していたのかも知れませんね。
ちなみにうちのワンコは柵を高くしたら、飛び越える事よりも、地道に柵のジョイント部分を噛み切ろうとしたり、柵を破壊することを試みてきます(涙)


そうそうマッキーとえば『君と僕』ですが、この曲は『君』しか出てこないんです。
今まで名曲と言われているマッキーシングの多くは『僕』が主人公で、その主人公に聴き手が自分を重ねることで共感し、曲と自分の人生が共にある感じがしました。

おそらく、君の一歩も二歩も先を進む『僕』

先を行く姿の見えない僕に追いつける日が来るのだろうかと、ややもするとエンカレッジソングなのに落ち込みそうになるのを、アップテンポにする事で気分をアゲさせる作戦なんでしょうか。

ちなみに、この曲ハードロックらしいのです。カドカワでご本人が言ってるので間違い無いんですが、ハードロック?とハテナが浮かびます。(ごめんマッキー)

確かにエレキギターをリードにしたエネルギッシュな曲ではあるけど、ハードロックとは認識してなくて、んーこれはやはりマッキーの声がデス・ヴォイスとは対極にあるからでしょうねぇ。

これはもう如何ともし難いですが、やっぱり声はマッキーの魅力のひとつですから、これはこれでよき。

06.YOU GOTTA BE

Des'reeの6thシングルそしてセカンドアルバム I Ain't Movin' に収録されている曲のカバー。

マッキーver はお手持ちのCDで聴いていただくとして、Des'reeさんのミュージック・ビデオがYouTubeにありましたので貼っておきますね。
歌声が心に流れ込んでくるような、心地よいR&B。

歌詞には
人は誰しも自分が何者であるか思い描く内なる強さを持っていること、そして、「今のあなた」はあなた自身から生まれたものの結果なのだと受け止めて、なりたいものになるために何ができるかを毎日考えて過ごして欲しい
と言う想いが込められています。


www.youtube.com

マッキーのカバーを聴いて「こんな曲あるの知らなかったなぁ〜」なんて思いましたが、オリジナルを聴いてみると聴いたことあったんですよね(笑)

歌詞もメロディも同じなのにアレンジと歌声が違うとこんなにも印象の違う曲になるんだ!とマッキーには驚かされてばかりです。

You are the one みたいにイベントでアーティストが合唱したら感動するだろうな、なんて思いました。

曲のアレンジや歌い方はオリジナルが「誰か」自分以外の人からの諭しや励ましだとすると、マッキーverはその励ましを受けて「自分自身」で反芻して鼓舞しようとしているように感じられます。


詩はもちろん英語なんですが、Google先生のお導きも参考に解釈していきますと、「どんなときも。」の『僕が僕らしくあるために』と根幹で通ずる部分があるように思いました。

もちろん歌詞は全然違うんだけど、どちらもアイデンティティに悩むお年頃の心を鷲掴みにしたヒットソング。

Des'reeさんとマッキーの誕生日は約半年違いで、デビューも1年と違わないシンガーソングライターとしても同世代みたいです。育った場所や環境は違っても同じ時代を過ごしたからこそ共通する感性もあるのかもしれませんね。


そうそう。先ほどのYouTubeのリンクを見て「おや?」と思った方。
如才ないですね。そう。オリジナルは You Gotta Be と単語の頭以外は小文字なのに対して、マッキーverはオールキャプス(全部大文字)なんです。

我らが槇原敬之
適当に変えるわけがありません(きっと)

そんなわけでオールキャプスで書く時ってどんな時かまたもやググってみました。(すぐに情報検索できるいい時代ですね)

・強調したい時
吹き出し話し言葉)を書く時

大体この2パターンのようです。

うん。
確かにアルバムの中でも6曲目ど真ん中に収録されていて、レビューするにも洋楽のカバーだからとこっそり飛ばすことのできない存在感。推し感半端ない。

それに、上で書いたように、自分自身で反芻してる感じのサウンドで、声に出しているかは別として、語りかけている印象を受けたので、話し言葉を意図したと言うのもありそうです。


歌詞の和訳は各自検索してもらったら色んなサイトで紹介されてますので、気になる方はそちら参考にされてください。

1つだけ、サビの最初の方で bad というワードが使われてますが、

You gotta be

You gotta be bad, you gotta be bold, you gotta be wiser

直訳すると『あなたは悪くなる必要がある』ですけど、日本語でいう「ヤバい」みたいに本来の意味とは逆で受け止めるのがいいかなと思います。

スラングで『カッコいい』という意味ですね。

なぜbadが反対の意味を持つようになったのかはわかりませんが、親や教師の言いなりにならずに自分で行動を決められるんだって事なのかなと自己完結してます。

1つ目に置くワードが bad だと歌を届けたい層(在りし日の私たち)にグッと目線が近づくというか、その後の bold や wiser 、hard、touth、stronger...などが、すうっと心に流れていく。
そんな仕掛けがしてあるんじゃないかと思いました。

歌詞の和訳はいろんなサイトがあるので、それを見比べるのも楽しいですよ。


さて、書きたいことだけ書いてて、マッキーの意図と離れすぎてもアレなので(普段気にしてないくせにというご指摘はごもっともですが)
我らのバイブル「カドカワ」のセルフライナーノーツを確認してみましょう。

単純にものすごく好きな歌なんですよ。

これがこの曲をカバーした理由。そして、大好きだからこそ興味を持って原曲を聴いてみて欲しいという想いがあったそうな。

(まだオリジナルお聴きでないみなさん。もしいらしたら、スクロールアップして↑聴いてみてください♡)


最初はゴスペルっぽくしようと思ったけど、大石真理恵さんがジャンベ(西アフリカ起源の太鼓)をポンと叩いたのを聴いて
これだ!とビビッときたみたいです。

ユーロ・アメリカンなアレンジなんですね。


1番好きな歌詞は和訳で言うと

困難に立ち向かう時こそ、一番いい時じゃない?

なんだそう。
原曲だとココですね。

The best part is danger staring you in the face

以前の曲もそうだけど「直近の曲」もこれに共通する思いをマッキーは持って書いているんだろうなと思いました。

カバー曲をレビューするのどうしようかとあるみちゃんと相談したんですけど、上で書いたように、こんな存在感のある曲をこっそり飛ばす事はできず(笑)
でも、書いて良かったというか、レビュー書くためにじっくり聴く時間を取って良かったって思いました。

やはり槇原敬之のアルバムは1曲でも抜けたらそのアルバムとして成立しないですね。

と、ひとり納得して今回はこれにておしまいです。また来週〜!

03.冬のコインランドリー

日常を描いているのに、非日常というか、精神世界のような印象を受けました。

「あぁ、だからか」とストンと腹落ちする理由がお馴染みになりつつある月刊カドカワの『全曲紹介!!』に書かれていました。
バイブルの域に到達していてホントありがたいです。

最近の自分の曲でリバーブを掛けているものが減ってきちゃってたんですが、残響って素晴らしいなって再認識した。
月刊カドカワ総力特集槇原敬之

そうこのリバーブがこれでもかとひっそり使われている事で、君と僕の二人だけしか存在しない、他には何もない世界にいるようなそんな印象を受けます。

切り出しにくいことでも
ガラスに映る互いになら
素直な気持ちになって
なんでも話せるから

コインランドリーのベンチに隣り合う2人。精神世界っぽく感じたのはガラスに映る姿だったんですね。

ガラスの向こうの2人だけの世界。

『声だけで厚みを持たせて行きたかった』というだけあって、打ち込みもシンプルで透明感のある演奏。そこにリバーブですよ。個人的には先に書いたように厚みよりも広がりを感じるところですが、みなさま如何でしょう。



実際の舞台は代官山キャッスルストリートらしく、Google MAPで見てみると個性的お店やアパートメントがひしめいておりました。

そんな路地を通って曲中の2人が目指すのはコインランドリー。


コインランドリーって片手で足りるくらいしか使った事がなくて、日常的に使っている人ってセレブだなぁって思います。だって干してりゃいつか乾くでしょ?(笑)
数百円とはいえ、フカフカを求めて乾燥機にかける・・・ワナワナと私の中の勿体ないオバケが震え出すのです。質素倹約を是とする県民性が染み付いているんでしょうか。貧乏性なんです(笑)

最後に行ったのはもう1年以上前。雪の降る地方を訪れた際に汗をかいて洗濯したら一晩では乾かないだろうという状態でして、これは背に腹は変えられないと。

その時にこの曲を持ち歩いていたら曲の世界に浸るための投資と思えて勿体ないオバケも息を潜めたのではないかと思います。次にコインランドリーに行く機会ができたらその時は是非とも冬のコインランドリーを聴こうと思います。


洗濯と言えばもう1曲有名な曲がありますよね。はい。言わずと知れた『くもりガラスの夏』です。

この2曲の違いを対比すると面白いなぁって思います。くもりガラスの主人公が時間遡行して、彼女のわがままを聞いてばかりではなく、前とは違う選択をしたら、何でも話し合うことを大事にしたら、今度は冬のコインランドリーの主人公の人生になれるんじゃないかなと。
実際の人生にたらればは無いけど、物語としては面白い。

タイトルに夏と冬という真逆の季節が入っているのも、冬のコインランドリーの歌詞にガラスがでてくるのも、勝手にですが因縁めいたものを感じずにはいられません。


マッキーの曲の中でコーヒーが登場することがたまにありますが、今回は缶コーヒー。行きは缶コーヒーをカイロがわりに、帰りはフカフカのタオルで暖まる。冬の季節だからこそ感じることの出来る幸せ。そんなささやかな温もりが、主人公らのそばにあって、安らぎが感じられますね。


これから季節は夏に向かいますが、マッキーの冬ソングは季節感を冬に戻してくれるような気がします。冬だけでなく、春の歌、夏の歌もそうで、音楽に包まれている空間が曲の温度感に変わるんですよね。これも妄想力を育ててきた結果でしょうか(笑)

すっかり季節は冬のような気分になってますが、5月ですからね。クリスマスケーキではなくバースデーケーキを用意して、関西の片隅でひっそりとマッキーの誕生日をお祝いしたいと思います。