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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

7. ひまわり

比較的アップテンポなリズムと夏の象徴のようなひまわり。そんな楽しそうな印象とは対照的な切ない歌詞。何から紹介したらいいか分からないくらいの神曲です。

 

まず、卵をかかえる鳥のように眠った冬と、ベッドの両端で眠る夏の対比が気持ちの変化を如実にあらわしてるし、それにこの部分はアルバムタイトルの「君は誰と幸せなあくびをしますか。」を思い起こさせます。ジャケ写に卵使われてるせいも否めませんが・・・。

 

愛する人に優しく包まれて目覚める朝。その相手は僕じゃない誰かなわけですよ。嫉妬ではなく幸せであってほしいという思いからでた問いかけだと思うと切ない。

 

3日間の旅行は、もう友達になる事を決めて行ったんだと思いますが、思い出はカタチに残さないように、でも、1枚だけは写真を撮ってしまうところとかも切なさてんこ盛りですよね。

 

わたし的には未練は「お互い」なんじゃないかと思っております。

ひまわりと一緒に撮った写真の中にいる君は優しく笑っているけど、それは2人の関係を友達にするのが素敵なことだからではなく、僕を送り出すための嘘なんじゃないと。

少なくとも僕はそうであって欲しいと思っているのではと感じました。そのポイントは 、

 

ずっと一緒だよって交わした約束「も」

 

「は」じゃなくて「も」という事は、他にも嘘があるって事で、それは恋人から友達になりたいという気持ちが嘘なんじゃないかなと思うわけです。

2人の間に何があったのか?またまた妄想膨らむ展開ですね。この君は僕に夢を追いかけて欲しいから、恋人じゃなく友達になって応援したいと思ってるように聴こえて仕方ありません。そうじゃないと最後の思い出みたいな旅行(しかも2泊3日)とか行かないんじゃないかな??THE END OF THE WORLD みたいに不倫がテーマだったらありかな?

 

2番でディスプレイされてる車をライオンに見立ててるとこも好きなポイントです。プジョーなのかな。それはさておき、ひまわりはよくオスライオンの立て髪に例えられますよね。

いつか2人の車を買う(≒家族になる)素敵な僕らの未来を思い描いてたけど、手に入らなかったなぁという、ここにはそんな思いが込められているように思います。

 

ラストだけテンポが落ちるのも、そこに決意がこもっているようでヒジョーにイイです。後引く美味しさで、リピートして聴きたくなります。

 

推しポイントがいっぱい過ぎていつも以上にまとまってませんが、そこはご愛嬌という事でご容赦くださいませね。

 

 

 

 

 

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