TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

10. ズル休み

No.1に続いて1993年10月1日にリリースされたシングル曲でございます。
この曲を聴くと「僕の彼女はウエイトレス」をちょっぴり思い出します。テンポとかラブラブ具合とかはNo.1の方が僕カノに近くはありますが、私の中ではズル休みが僕カノのアンサーソング扱いです( ´ ▽ ` )もちろん公式にはそんなコメントはありません(おそらく)

この2曲を繋ぐキーワードは「ウエイトレス」「留守番電話」「曜日」そして「数学の答え」
✳︎繰り返しますがあくまで個人の考えです

なぜ「数学の答え」を挙げたのかはおいおい書くとしまして、物語は主人公がコンビニに寄るところから始まります。日曜が休日出勤なのかそうではない業種なのかは分かりませんが遅い時間に1人分の食料を調達して帰途に着きます。

ひとりぼっちの詰まった袋を片手に

コンビニ食は熾烈な開発競争が繰り広げられ、美味しい物がたくさんありますが、寂しさからくる味気ないイメージを上手く使って、何気ない日常から心理描写させたらマッキーの右に出る者はいない!と心の中で絶叫したくなる程に目の前にシーンが浮かびます。
人間関係を修復できるドラえもんの道具のようなものがコンビニで売ってたら品切れ続出しそうですね。

留守電の点滅 4件は友達の声で
残りのひとつはいったい
なんと呼べば 僕は救われるの

まずは留守番電話の登場です。最初の四件はSELF PORTRAIT に出てきたお友達からのメッセージでしょうか。そして残りの1件。
これは最近のメッセージではなく、まだ恋人だった頃のメッセージを、今も消せずにいるという事じゃないかと考えを巡らせます。例えばコレ↓

留守番電話のメッセージ
バイトの途中耳にしたのが
2人で聴いた最初の曲で
(槇原敬之:僕の彼女はウエイトレス)

今は日曜日も市場に出かける事もなく、仕事、仕事、仕事。昔は火曜の夜に少しでも早く帰るために、めっちゃ仕事頑張って仕上げてたのに、今はズル休みをしようと計画するのです。月曜にズル休みをすれば火曜日はいつも以上の残業が待ち構えていることは火を見るより明らかです。だけど、帰りを待つ人も居ない身となっては火曜に急いで帰宅する必要も無いわけで。

そして向かったコーヒーショップ。ゆっくりと過ごしていたらウエイトレスがカップを下げに来ます。片づけられた空っぽのカップは主人公の気持ちが整理付いたことを示しているのか、元恋人の気持ちがスッと冷める瞬間を追体験したことを表しているのかは分かりませんが、私は後者と解釈してます。主人公は彼女が新しく幸せな恋をしてでもいないと諦めきれそうにない程に彼女のことが忘れられず、とても気持ちの整理がついたとは思えません。

人は必ず誰かに 愛されてると言えるよ
だって僕は今でも君を とてもとても好きだから

「僕が君を好き ならば 人は必ず誰かに愛されている」が成り立つと主人公は主張してます。このAならばBが真であることを証明するには、数学だと例外がないことや、BでないならAでない事を計算で弾き出します(数学とか記憶の彼方なので間違ってたらすみません)。
ここで言う「誰か」は親 兄弟 親戚 友達 等々ではなく恋愛対象として愛してくれる誰かになるんでしょうが、証明する自信がないのか最後のサビでは「思いたい」と本音がでてしまっています。この主人公がマッキーならばファン一同から補完できそうなくらいのLOVEが集まるでしょうが、残念ながら主人公は一介の会社員。頑張る姿にキュンと新しい恋が芽生えていることを祈るのみです。

一方、僕の彼女はウエイトレスで解けなかった問題はおそらく統計確率。2人が偶然出会う確率はもう偶然じゃなく運命的な数字だと思ったんでしょうね。しかし上述の証明問題もまた答えを導くのが難しい命題なのです。




youtu.be