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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

11. 雪に願いを

記念すべき10枚目のシングルはアルバム先行でシングルカットとなった「雪に願いを」でした。
イントロのドラムの音の広がりが印象的で、軽快なリズムがクリスマスで賑わう通りを彷彿とさせます。

北風では特定の想い人に対して雪が降り出した事を伝えたいという気持ちが描かれてましたが、この曲では

もしも雪が降ったら 電話代すごいだろうな

と、たくさんの大事な人を思い浮かべてます。アガペーですね。
曲全体では「みんなの幸せ」を祈ってますが、2番では「君」がどう過ごしているかを心配しています。ここの君は特定の誰かではなく、大事な人が誰でも当てはまるのかも知れませんが「ズル休み」の主人公の事を指しているのかなぁと繋がりを感じる部分でもあります。

例えば一人の夜でも 君のこと思ってる人は 必ずいるから

ラヴではないけど「必ず誰かに愛されている」という事をこの曲で補完されていて、このアルバムは暗い印象を持つ曲が多目なように思いますが、ちゃんと救いが用意されていて心温まりますね。

マッキーの曲の魅力のひとつにマッキー自らが歌うコーラスが挙げられると思いますが、この曲でもふんだんに使われています。
日本では商業イベントになりがちなクリスマスですが、透明感あふれるコーラスが、本来神聖な宗教行事である事を思い出させてくれる。

何度も繰り返す 一生のお願いに 神様も苦笑い でも今夜は心から

ストレートにど真ん中のクリスマスソングなので、ひとつ一つのフレーズは他にもありそうなものだけど、その組み合わせの妙というか、槇原敬之ならではの歌詞になってるところとかすごい。


そしてまた両A面として収められている Red Nose Reindeer も素敵です。オリジナルアルバム未収録の曲は本当に名曲揃いですよね。このほぼ全曲レビューではまずはオリジナルアルバム収録曲での完走を目指しているので、レビューするとしてもだいぶ先になりますが、めっちゃ大好きな曲です。
2013年のE6系新幹線の真っ赤な「こまち」がデビューをマッキーは20年前の段階で予測して作った曲なんじゃないかなと思ってしまうくらいぴったりな曲なんですよね。秋田に行きたくなります。

長くなるとどちらのレビューかわからなくなるのでこの辺りで筆を置きたいと思います。

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