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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

5. LONESOME COWBOY

西部劇を思わせるハーモニカの音色。とても夕陽の似合う音楽となっております。

アルバム収録順に時が進むとしたら、2つの願いの次、つまり恋人と別れてしばらく独り身という事になるんでしょうが、主人公は恋人イナイ歴=年齢のように思えてなりません。

東京へ来た頃 眠れずに
つけたTVの西部劇
恋人を残して街を出る
強さが僕にはあるだろうか

"あるだろうか"
これはただの自問じゃなくて、 "いや、ない(反語)" が隠れているんじゃないかと。
ここが恋人がずっと居なかったんじゃないかと感じたポイントですが、こうして眺めていると、恋人と別れて上京したことを後悔している弱い自分がいると歌っているようにも受け取れます。

悲しいのではなく、ただただ哀しい。物事や心の機微を独特の表現ですくい上げながらも、聴き手のフィルターを通す余地を残している。そんなところも槇原敬之の魅力のひとつ。

緊張して眠れない時なんかにリラックスできそうな曲です。

ところで、主人公が乗っていた原チャはどれなんでしょう?スクータータイプの原付だと馬に乗るようにまたがれないし、かといってスポーツタイプのようなカッコいいのもイメージ違う。
となると、モンキーかスーパーカブの50ccが妥当なラインでしょうか?
バイクをまるで相棒のように思っている主人公。動物の種類が名前になってるモンキーがしっくりくる気がして、私の中ではそのイメージで映像が再生されます。


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