TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

04.HAPPY DANCE~Album Version~

Hungry Spider(以下、ハンスパ)に続いてのダンスナンバー。
まだアルバム序盤だと言うのに畳み掛けにきてますよね。
ハンスパの蜘蛛は蝶を逃したけど、ノリユキは巧妙に聴き手の心を絡め取るので、いとも簡単に捕獲されてしまいました(笑)


フラメンコを踊りたくなるような(踊れないけど)リズム。
Cicadaは歌詞は和風テイスト、曲は多国籍と、組み合わせの妙を楽しめる一枚かと思います。

Single ver はより伝統的なフラメンコ音楽っぽくて、album ver ではそこに近未来的な要素を付け足したものに仕上がっていてどちらも甲乙つけ難い。

フォークダンスの曲は君の番になって
ちょうど終わってしまっただけ
でもきっと覚えている

そういや、最初にシングルを聴いた時に歌詞でフォークダンスと出てくるのに、曲はフラメンコっぽいのはなんでだろうと思った気がする。album ver だとその印象は薄れてますね。
しばらくSingle の方は聴いてなかったから忘れてましたわ。オホホホホ。


その代わりにalbum ver では彼女の気持ちが本当のところどうだったのかがすご〜く気になりだしました。

というのも前奏や間奏で、この曲で踊らない?とのお誘いに

Absolutely not.

絶対イヤ!と強い拒絶を返すのです。
彼も何度も聞いてきて、大概しつこいですが、彼女ツンなのでしょうか?
デレを上手く出せずにツンだけが暴走した結果のすれ違いによる別れなのか。
それとも、他に当事者ではどうしようもない別れの理由があったのか?
いずれにせよ悲劇です。ちっとも happy じゃない。
君の気持ちは僕目線で見える姿から想像するしか無くて、もどかしい。

恥ずかしそうに でも少し泣きそうに
手を取り合ってふたりは踊る
今夜は僕らがまた新しい
幸せを探し出す一番最初の日

happy じゃないのに Happy Dance とは此れ如何に。
何かこう、諦めのような境地が広がっていて、少なくとも僕の方は新しい幸せを掴むためのスタートを積極的に切ろうという心境では無いんじゃないかと感じます。

先ほど、ツンなのだろうか?とは書きましたが、個人の感想としては、そうじゃないだろうなと思っていて、最後にダンスなんか踊っとらんで、はよ彼女を開放せい!とツッコミたくなる。
そんな主人公はどちらかと言うと苦手なタイプですが、それを凌駕する曲の素晴らしさがあり、ももたが選ぶマッキーソングランキング上位の常連曲となっております。