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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

01.introduction

「悲しみなんてなんの役にも立たないと思っていた。」

マッキーの愛犬ユンボが手術中の事故で亡くなって深い悲しみの底にいたというマッキー 。

2014年に発売されたカバーアルバム Listen To The Music 3 には Hello, my friend (松任谷由実) が収められていますが、30周年記念の第一弾であったカバーベストが出た時のインタビューでこう言っていました。

「すごい曲」というのは時間がたった時に、その人がその気持ちになった時に、裏切らない曲なんだと思います。オフィシャルインタビュー | 槇原敬之 – 30周年特設サイト)』

悲しい体験をした時、悲しいと素直に泣けることは気持ちの整理をする上でもきっと大事なことなんでしょう。

悲しいのは確かに愛していたから。そして時が少し悲しみを少し癒してくれたころ、それだけ大切な存在とかけがえの無い時を過ごせた事への感謝の気持ちが生まれてきた。そんな中で創作されたアルバムです。

そんな愛犬への想いが込められたアルバムはヨーロッパの田舎町を思わせる始まりになっていて、
いつも通り勝手な想像ですけど、収穫の終わった田園に広がっていく朝日に誘われるように小鳥が土を啄んでいるような、そんな印象を受けます。

ジャケットは昭和歌謡っぽいのに(笑)いい意味で裏切られるのです。

アルバムの1曲目はその盤を象徴する曲とリンクしていることが多いんですけど、なんとこの introduction にあるメロディは Anywhere と Circle of Rainbow の2つに登場します。
それだけでも、繋がりをいつも以上に大切にした時別なアルバムなんだって事が伝わってくるよう。

そんな素敵なアルバムですが、

実を言うと、このアルバムが出た時、特別好きとか嫌いと思う以前に、だいぶ後になってから買いました。。。(後ろめたいので小声)


それまではアルバムもシングルも必ず予約してフラゲしていたのに、です。

理由は前作のLIFE IN DOWNTOWN が命や人の生きる理のようなものがテーマにされているものの、深みがもう一歩というふうに感じたからというのが一番大きかったでしょうか、もちろん曲としては完成度が高いけど、詩がマッキーが消化して自分の血肉にしたものを書いたと言うよりは、吊るしのスーツを着た印象をもちました。

次のアルバムも同じかなぁ?とか、また移籍かぁというのもあったし、ジャケットを手に取るのがちょっぴり勇気がいる感じで、加えて私自身も忙しくなって音楽を聴く時間がグッと減った時期でもあったんですよね。アルバムツアーも無かったし。そのうち、と思ってる間に次が出ちゃいました(汗)

しかし、ここで冒頭に引用したマッキーのインタビューを思い出してください。

「すごい曲」はそう、私たちが必要とするまで息をひそめて待っててくれるのですよ。

ただし、聞かなきゃひそめようも無いわけで(苦笑)

この時期の反省を活かして、アルバムはネット予約で配送にしてますし、ファンクラブも切れる前に継続する様にしております。基本的過ぎるのでここも思わず小声になっちゃいます。


マッキーの歌が好きであって、私生活はどうでもいいという方も多いと思いますが、その時、何を思って、どんな思いを込めて作られたのかを理解できる程度には、会報やインタビュー記事で知りたいなぁと。

背景情報を知っておく事は伝えたい事をキャッチするには大事なことだと思います。
Hello, my friend で感極まる姿はきっと一生忘れられない記憶。その時にぶっぷ達の事を書いた会報とかを読み返したんですけど、それが「悲しみなんて」が前より好きになったきっかけになりました。

このアルバムが出た時には7匹いたぶっぷ達ですが、今は猫1匹と暮らすシンガーソングライター。
どのコも大切に愛されていたから、きっと側で見守ってくれてる、そう信じてます。

ぶっぷ達がいたからこそ生まれた曲は数知れず。それに、パパとしてはコを養わないといけないですからね。歌詞に登場してない時も、創作のエネルギーになってるんだと思います。

いつも通り、まとまりなくつらつら書きましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
ほぼ全曲レビューの方も是非とも最後までお付き合いくださいませ!