07.lose no time
シャンペンと紙吹雪で
迎えた21世紀は
映画やテレビが描いたような
夢の未来そのものじゃなく
歌詞では思い描いた未来そのものじゃないと言ってますか、アレンジの方は「夢の未来そのもの」
テクノポップのサウンドが近未来感を演出しております。
特にサビに続くBメロの流れるような疾走感がたまりません。
ライブで歌ったらぜったいにカッコいい!
70年代、80年代のテクノを牽引したYMO の影響をバリバリに受けてきたマッキー 師匠ですからこういうアレンジは真骨頂と言っても良いのではないでしょうか。
今聴いても音が新しい(私が流行に疎いと言う説もありますが)。
書き間違えたノートの
ページを丸めて捨てた
ノートに書いたのは、自分の人生の記録か、それとも信念か。
何か大切なものを書き記していくためのものとして登場します。
一度は丸めて捨てようとしたその紙を、ラストでは皺を伸ばして胸ポケットに入れる(=心の近くに置いておく)主人公。
5分と少しの曲の中で、いつもながらストーリーが完結されているところがマッキーを好きな理由のひとつです。
タイトルの"lose no time"は
ちょっと格言ぽいなと思って調べると、ベンジャミン・フランクリン氏の名前がヒットしてきました。
100ドル札の肖像で有名な彼ですが、発明家としての顔も持っていて、避雷針なんかを発明した事でも知られています。
そんな彼の信念である13の美徳のうちの一つが
lose no time
(時間を無駄にしない)
これを「いつも有益なことにだけに時間を使う」という風に受け取ると、人によっては追い詰められる言葉になっちゃいますが、
私たちはもう「悲しみも何かの役になる立つ」って事を知っています。どんな風に過ごしても、其れを有益なことに出来るかどうかは、こころ次第。
なので
僕らに与えられた
限りのある大切な時間なんだ
こう認識して過ごすことが大切なんだよと言うのがこの曲で言いたい事かなと思います。
大事だと思った事を書こう
今この時間も決して無駄では無くて、昔の楽曲を聴いて、改めて感銘を受けたりとか、好きな曲が増えたりとか、こんな風に過ごしていますが、
今、時間を空費してるかしてないかは時間が経ってから分かるものだと思うので、この先の未来で、みなさんと今を懐かしく語り合える事を楽しみにしていようと思います。