02. Birds Stop Twittering Tonight
カントリー調のポップなサウンドに現代日本の抱える闇を見事に反映した衝撃作品・・・とは言い過ぎですが(笑)
オンライン・コミュニケーション、特にメールとかメッセージのようなデジタル文字でのやりとりは気軽にできるけど、もっとちゃんと相手に向き合わないといけない時があるんじゃない?という疑問を投げかけている曲だと思います。
タイトルから某SNSが思い浮かびますが、含みを持たせているのかな。
それはさておき。
今はこんな世の中なので、どうやったらリアルと同じようにオンラインでも伝えられるかな?と言うことを考えるきっかけがたくさん落ちてるだろうけど、当時はこのまま便利さやお手軽さに依存してしまう世の中になっちゃうんじゃないか。
そんなことを危惧してこの曲を私たちに投げかけてくれたんじゃないかと思います。
携帯電話の電源を入れる代わりに
僕は履き古した靴の紐を結ぶ
ここ。単純に「靴を履く」じゃなくて「靴の紐を結ぶ」としてるのが、さすが槇原敬之!てなもんですよ。
履き古した靴は歩んできた道のりを象徴してると思われ、靴紐を結ぶという動作が、相手と心の距離を近づけたいという思いの深さや、縁を強く結びたいという熱さを感じます。
繋がっていたいのは
通信じゃなくて心なんだよな
Aメロでつぶやいたこの想いを行動に移す主人公。なんかカッコいいです。
昭和生まれの青春は
返事もらうまで時間がかかった
自分が正しいか悪かったか
十分考えるのにちょうどいい位
「あ〜そんな時代だったね懐かしいなぁ」
って、ただ懐古するんじゃなくて、今の時代でも変わらず大事な事は、時代に流されずに大切にしていかないとですね。
主人公が直接会って君に伝えたい事は
悪いのは僕の方だったごめん
この言葉を受け取った君がどう感じたかは描かれてませんが、きっと伝わって仲が深まったと思いたいです。
(何があったのかも気になるところですけど:笑)
最後にひとつだけ、ここの歌詞がちょっと疑問なんですよね。
昭和生まれの青春は
返事もらうまで時間がかかった
ラブレターの答えNOでも
心の準備する時間はあった
今回の僕は「大事な事=ごめんなさいの気持ち」を伝えに行くストーリーなのにラブレターがでてくるんですよ。
相手の返事を貰うのに時間がかかるというシーンをよりイメージしやすいからかな?
うーん。
ゴメンと謝った後にプロポーズしたりするのかな?
なんて妄想広げてみたりしています(笑)
この曲の続き、みなさんはどんな結末を想像しますか?