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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

09.言わせてください

「マッキーらしい曲ってどれだと思う?」

と聞かれたら一番にこの曲をあげると思います。

誤解のないように書くと「槇原敬之の音楽らしい曲」ではなく、「マッキーらしい曲」です。

人前で初めて歌を歌った日から
25年も経ちました

とあるように、デビュー25周年の思いが込められておりまして、ファンのために作られた曲といっていいでしょう。

そんな「言わせてください」は聴いてびっくりの演歌調になってございます。

「10年先も、20年先も。」という曲があって、そちらは2013年にその時点で10年以上ファンクラブに継続入会してたFC会員に贈られた曲ですが、それとは全くテイストが違ってて、演歌も書ける(驚)歌える(笑)槇原敬之の可能性の広さを突きつけられた衝撃の作品でございました。

声は歳と共に緩やかに変わっていくだろうけど、才能が枯れる日がくるとは思えません。

というか、才能が枯れて(新曲が出なくて)も身体と心の負担が大丈夫な範囲で歌い続けて欲しいファン心理。

なにより一番幸せなのは
時には笑い時には真顔で
時には涙こぼしながら
それを聴いてくれる人が居る事
あゝ今までほんとにありがとう
聴いてくれる人がいるから
僕は歌っていられます
言わせてください
ほんとにありがとう

コンサートでは時には真顔で聴く曲もあって、手拍子を打つことも、リズムに合わせて揺れる事もせずに、ただただ全集中で演奏と歌を聴いていたい時もあって、ノリが悪いなと思われたりもするのかな?なんて思わなくも無かったんですが、どんなスタイルで聴いていてもちゃんと受け止めてくれてるんですね。

立って聴いても座って聴いてもどちらでもいい。

それが槇原敬之のコンサートのルールですが、笑って聴いても、泣いて聴いても、お地蔵さんモードで聴いていてもいい。

それもまた槇原敬之のコンサートのルールなんだよと伝えてくれている曲です。


「10年先も、20年先も。」や「シンガーソングライター」のように、真剣に向き合ってくれる曲は涙腺がやられながらも心を鷲掴みにされますが、そんな曲達とは逆で、しんみりさせずに、笑いもとりつつ、思いを伝えてくれていて、これはこれで心遣いがにくいなって思います。

でも

泣く。

泣いちゃう。

ライブではノリノリになれる曲ですが、家で一人聴いてると涙なしに聴けません。

マッキーファンになってから泣かされたことも泣かせたこともあったけど、それ以上に笑顔を貰ったし、シンガーソングライターというお仕事を通じて幸せだと感じてくれてるのならファンにとって何よりの喜びです。

『25年も経ちました』の数字を変えて、またライブで歌ってくれるのを期待してます。

何度ありがとうを伝えても伝えきれない。

なので、何度でも「ありがとう」を言わせてください。

ほんとにありがとう。