12.君への愛の唄
ミュージカル「愛の唄を歌おう」のために書き下ろされた曲。
これが、ただのミュージカルではありません。
脚本、演出、キャストとどれをとっても豪華ですが、
なんといっても、
〜観終わる頃には、劇場全体が温かい気持ちになり、人間のすばらしさ、生きていくことの喜びを感じられる、そんなミュージカルをお届けします。
(中略)
槇原敬之がこれまで発表した名曲の数々で全編を構成し、さらにテーマ曲として新曲を書き下ろします。〜
(東急シアターオーブ公演ラインナップ)
はい、もう一度。
「槇原敬之がこれまで発表した名曲の数々で全編を構成」
ですよ!
なんてご褒美!!素敵すぎる。
ミュージカルにしたいくらい素敵な曲を作っているのだと評価いただいたって事ですよね?
こんな機会が巡ってくるなんてソングライターとして勲章のひとつって思っていいんじゃないでしょうか。
自分の好きなアーティストがこんな評価を受けた事が嬉しすぎて周りに自慢したくらい。
歌詞の中に
素敵な君に育ててくれた
全ての過去にも
今言えるよありがとう
と、ありますが、人は誰かと関わりながら生きているものですが(関わり方はそれぞれでしょうが)、それは舞台の企画みたいなお仕事でも言える事で、人が作り出すものは人と人の関わりの中で誰かの手を借りて出来上がっていくものばかり。
こんな素敵な舞台を企画して携わってくださった全ての皆さんにありがとうですね。
しかし・・・
「マッキーが歌う訳じゃないのよね」
という、気持ちがなきにしもあらずで(笑)
もし主役がマッキーだったら何がなんでも今日も会社を休みますの勢いでチケット取りたいですが・・・
キャストのファンの方たちにとってチケット争奪戦だったと思うのですよ。
ならば、キャストのファンあるいは脚本家や演出家のファンの方達に観てもらったほうが「僕が一番欲しかったもの」ではないけれど、新たなマッキーファン獲得だったり、マッキーが長く広く活動する機会につながったりして、それ以前のマッキーファンも欲しかったものの1つが手に入るんじゃないかと。
欲しいものがありすぎて一番と言えないのがアレですが、古今東西ファンは貪欲なものなのです。
もうミュージカル化されたという事実だけで欲しかったものが手に入っている気分ですしね。
それに後付けですが、ミュージカルの2ヶ月後から始まったコンサートツアーListen To The Music The Live〜うたのお☆も☆て☆な☆しのアンコールで早速歌ってくれましたからね。
時には真顔で
時には涙こぼしながら
(槇原敬之;言わせてください)
そんな顔で聴いていたファン多かったんじゃないかな。
すごく主人公の気持ちが温かい曲で
愛の本当の意味なんてまだ
ぼくには分からないけど
いつかぼくが愛していると言う
その相手は君でいてほしい
幸せにすると言ってはみても
方法も分からないけど
ひとつだけ分かっている
ぼくの一番の願いは君の幸せ
ウエディングソングにもぴったりですよね。
もっと世間様にも広まっても良いと思うのに、シングルでもカップリング曲に甘んじてるのは、なんでーって思うけど、控えめで慎ましやかなところもまたこの曲の魅力のひとつなのかも知れません。
こんな風に飾らないそのままの自分、そのままの気持ちを真っ直ぐに向けられたら幸せだろうな。
それにしてももうすぐラバピーのレビュー終わっちゃうのかぁ。急に寂しくなってきちゃったよ。
何かテンション上がるようなニュースが聞きたいなぁ...