TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

04. Souvenir ~思い出~

心とタイを緩めて
話しながら食べる夕食は
豪勢じゃなくていいんだ
食べるものは食事だけじゃないんだ
みんなで食べると美味しいねって
言えば幸せがテーブルを満たすんだ
そんな風に笑ったのは
一体いつが最後だったっけ?

サビを丸々引用させていただきました。

2021/9月現在の今、このサビだけを見ると、コロナ禍を歌ってるように感じられません?

笑顔で食卓を囲むことを当たり前にしちゃだめですよね。

家族との外食だけじゃなくて、仕事仲間とかオフ会とかオフ会とかオフ会とか、開きたい時に開けないのはもどかしい。
。゚(゚´ω`゚)゚。

こうやってオンラインで繋がれる術がもし世の中になかったら孤独に押し潰されてたかもしれません。


と、このブログでは何度も横道に逸れては軌道修正を試みているわけですが、今回は敢えて横道に逸れてみました。←言い訳じゃないですよ〜

この曲の歌詞は一見すると横道に逸れてるような、話題が散らかっているような印象を与えかねないなと思った訳ですよ。

なので、オマージュって訳でもないけど横道に逸れてみたんです。

歌詞の1番を簡単にまとめると・・・
[起]海外のお店は空いてる時間が短い
[承]日本人は働きすぎだけど、他の国ももうちょっと働いてもいいんじゃ・・・
[転]遅くまでやってるバーやレストランではみんな楽しそうにしてる
[結]冒頭のサビ

遅くまであんまりお店が空いていないという愚痴?から始まって、起承転結の転が転がり過ぎてる感じもするけど、ちょっと考えればアフターファイブを大事にメリハリつけて楽しめる人達をみて、自分はそんな時間を持つ事なく、時間に追われてるなって顧みている事が分かります。

なのでまぁこれは横道ではなくちょっとした曲がり道と言っていいでしょう。

しかし2番の冒頭・・・

少子化問題は年々
深刻だとニュースは言うのに
保育園に入れない子供が
溢れているとも言ってる

1番と同じように2番を起承転結にまとめてみると

[起]少子化なのに何で保育園足りないの?
[承]子供はどんな状況でも楽しく順応したり逆に悩みを持ってたりするよね
[転]自分はどれくらい両親と触れ合ったかな
[結]冒頭のサビ

転がるどころか、[起]の段階で少子化問題と保育園問題に話が飛びました!


何度かあるみちゃんが書いていましたが、この曲でも一番伝えたい事は2番に書くのが槇原敬之流だから2番に注目したらいいのでしょうか?

個人的見解では否です。この曲では敢えてそれは否定したい。

登山に例えると、色々ある登山口、極端だと山の反対側から登っても同じ頂上(サビ)に到達する・・・そんな感じ。つまりはアプローチは違っても大事な事は通じていると、そんな事を示してくれているのではなかろうか?と思う訳です。


冒頭で引用したサビ(幸せな食卓)は誰でもいつの時代も、世界のどこでも、一見話が飛んでるように思えても、大事な事の根っこはきっと同じなんだと教えてくれてる気がします。
深読みし過ぎかも知れませんけどね。

さて、そんな大事なサビではありますが、3回目では歌詞が少しだけ変わります。

僕らに今足りないものは
そんな思い出なんだろう

平凡な言い回しですが、だからこそ響くというか、決して特別な日じゃない、生活の中の思い出が大事なんだと歌った曲って事でいいですかね。


私が曲を聞く前に「Souvenir ~思い出~」というタイトルから想像したのとはちょっと違っていました。

何年も使っていた道具がもう滅多に会わなくなった人(恩師とか、昔の同級生とか、近所の人とか)からのお土産(や写真)だった事を思い出して懐かしさと感謝の気持ちを歌うそんな歌かなぁって思ったんですよね。

実際の曲はサブタイトル(?)の〜思い出〜が過去のものではなく、未来から振り返った時にいい思い出があるようにと、素朴で素敵な思い出を残すために今を大切にしようという気持ちが歌われていていい意味で裏切られました。

(私が予想した歌詞っぽい曲も作って欲しいなぁってちょっとはまだ思っているけど)
↑歌詞へのオマージュですよっ