06. テレビでも見ようよ
平凡な曲名と思って油断してはいけません。
ラブソングとライフソングの融合と言えるBelieverでございますが、この曲はまさに!!という感じ。
神様 ねぇ もし僕が
彼女といること
あたりまえに思ったら
力いっぱい つねって下さい
幸せの意味を忘れぬように
(槇原敬之;君は僕の宝物
この頃は神様につねって下さいなんてお願いしてましたけど、自分たちの未来はチャーミーグリーンの老夫婦(←1992頃のCM今の若者にも通じるかな?)を想像してたんじゃないかなと想像します。
それが月日がたって
居心地の良さもずっと
一緒だと忘れてしまう
軽快なイントロで始まるのに、歌い出しはしみじみと、後半に進むにしたがってさらに本当にしみじみと歌い上げられております。
ハンカチ必須。
いや、ハンカチでは足りないな。
ハンドタオルと箱ティッシュ必須です。
痛みで流れる涙ではなく感動で流れる涙なんだけど、神様ではなくマッキーに力いっぱいつねられた感じ。
“幸せの意味を忘れぬように”
↑この言葉を思い出させてくれる一曲です。
マラカスでしょうか、チャカチャカとリズムを刻む音が、チクタクチクタクと時は止まることなくただ過ぎていくんだと言っているようで、次の曲にも通じるところですが、有限な時間を大切にしなきゃ・・・と言うことを思い出させてくれる。
「大切な人と過ごす時間を大事にしなさい」とストレートに言われたら、そんな事言われなくても分かってると反発を生むかも知れません。
そうではなく、曲の登場人物の気持ちや行動を通じて、聴き手自身がこうありたいなと気持ちが動く。こういう曲を待ってたんですよ!
どんな思い出もいつか一人で
懐かしむ日がくるなら
ここに来て隣に座って
一緒にテレビでも見ようよ
私ってテレビ見ないっ子なんですよね。
チャンネル権は一家の家長が持つという子供の頃の刷り込みなのでしょうか。
漫画もアニメよりコミック派。
昔は本とCDプレイヤー、ラジオがあれば十分で、今はiPhoneとiPadがあれば本も読めて音楽もラジオも聴けるからテレビは必需品じゃないなぁって感じ。
学生の頃はマッキーがテレビに出てる時だけビデオに撮って父がいない時間に観たおしてましたが、それ以外はたまにあるバレーボールの試合が観れたらいいと思う程度。ドラマやバラエティを観てなくても友達との会話にも特段困らなかったというのもあるのかも知れません。
なのでテレビと言えば父がナイターやニュースを観る用で、CM嫌いな父がCMの間ザッピングしてる時にマッキーがどんなときも。を歌ってるのに出会えたのは本当に奇跡だったと思います。
ラジオで曲は聴いてたけど、好みど真ん中過ぎて惚れました(*≧∀≦*)
そんなテレビの思い出をひとつ。私とお知り合いに方は聞いた事がある話かも知れません。
時は1994年、奇しくもマッキーの誕生日の5月18日の出来事です。
2階の自室で勉強していたら父に「降りてこい、槙原がっっ!」と呼ばれたんです。
マッキーの誕生日だし『出演チェックし損ねてた!?私としたことがっ!!』と急いで駆け降りました。
文字にすると分かりやすいですね。
そう、「槇原」ではなく「槙原」
完全試合おめでとうございます。
父と一緒に観たヒーローインタビュー。
マッキー違うんかい!ズコー!ってなりはしましたが、それも今となっては良い思い出です。
それはさておき。
歌詞全部を書き出したいくらいの名曲なので、是非歌詞カードとハンドタオルと箱ティッシュを用意してお聴きください。
特に2番の歌詞がまた良い。
歌声もいつもよりもさらに感情が乗っているように思います。
初めて聴いた時よりも、歳を重ねるごとにティッシュの枚数が必要になる曲なのです。
何回聴いても心と記憶が揺さぶられる曲。
それはもう魂を揺さぶる曲と言い換えてよいですよね。
そんな曲をこれから先も生み出していって欲しいなと、涙で心が洗われた後だというのに、直ぐにそんな欲望がムクムクと出てきちゃいますが、それがファンというもの。
致し方ないことですよね?