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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

03. だらん

マッキーの歌には君が他の人を好きだという歌は数あれど、この曲ほどがっつりと君が二股してるのは案外少ない気がします。

二股はイカンのですがマッキーの作る二股ソング(かけられる方)は名曲で困っちゃいます。

そう『だらん』を聴いた時に『SPY』を思い出した人も多いんじゃ無いかと思うんですよ。

そのSPYの時よりも『だらん』の主人公は洞察力に溢れて、君のちょっとした仕草に何か感じるものがあるようです。

Uta-Netさんのレビューにもあるように、ハグをして相手の反応を見ている主人公。

君の幸せを
はかれるものがもしあったなら
世界中のどこでも
僕はまだきっと探しに行く
槇原敬之; 花水木

君の幸せを測れるものはすでに誰でも持っていて、そのひとつがハグなんですね

何度ハグしても君の両手が
だらんと下がったままで
そろそろ君を僕から
放してあげる時かも知れない

でも残念ながら『だらん』の君の幸せ度合い、つまり僕への愛情はゼロに近づいていたようです(涙)

そいつと僕がもっているもの
両方手に入れたくて
我慢してそばにいるだけじゃ少し努力が足りないよ

うん。花水木の彼女は疲れてても笑ってくれるような君だったのに、だらんの君は、二股な上に、僕に対して取り繕う事もしなくなってきてて残念な感じるです。

今回引用したSPYと花水木はどちらもアルバム1994年発売の『PHARMACY』に収録されてますが、その頃から主人公は精神面がぐぐっと成長したなぁ。

曲調はあんまりマッキーぽく無いけど好きです。ポップなギターが大人っぽい上に、気持ちを上げ⤴︎⤴︎てくれます。

ツアーの時は曇りガラスの夏(のりのり)の次の曲だったので、呼吸というかテンションを整えるのにちょうどいい感じでした。

デザイン&リーズンの世界に一瞬で引き摺り込んでくれる曲でもあります。