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ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

06.わさび

チキンライス以来の作詞提供を受けた曲です。
作詞された須藤晃さんは北陸新幹線富山駅の発射メロディを製作された方としても有名ですよね。

えっ?須藤さんならもっと他の紹介あるだろって??

いや、そちらの方はそれこそご存知の方が多いと思いますので、省略させていただきます。


早速ですが『わさび』のレビューです。

シンプルなピアノの伴奏に含みのある歌詞は、一言で言うと禁断のマリアージュ

だってもう号泣するしかないじゃないですか
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

伊勢神宮さえいけなくて
膝が悪くていけなくて

もうこの辺りから涙を止めるのは無理ゲーです。

あれ?↑は2番だし泣くの遅く無い?って思った方もいらっしゃるでしょう。

初めて聴いた時はこのタイミングですが、もう今なら最初の伴奏から涙滲んで参ります。


宜候発売の情報がでてからずっと「わさび」ってどんな意味でつけられた曲名なんだろうと考えてたんですよね。

変わったタイトルじゃないですか?

聴く前の妄想は尽く外しましたが、歌を聴くと分かりました。

『その涙はわさびのせいにしていいんだよ』

鼻にツンとくるわさび
きき過ぎていると涙出てきますものね。

いや、公式解説には書かれてないので、分かったつもりかもしれません(笑)

コンサートではMCで解説してくれるでしょうか?
楽しみなような、(鼻水垂らして泣いてしまうから)曲を聴くのが怖いような。
とにかくドキドキ。


わさびの歌詞は記憶に支障がでているおばぁさんを孫が見舞うひと場面が描かれています。

どちら様かは存じませんが
そのサングラスやめなさい

1番2番の歌詞を通じて雑談に交えて人生訓ともいえる言葉を紡ぐおばぁさん

二人の関係性はこの歌詞で判明します

ばあちゃん俺に微笑みかけて
かすれた声で叱ったよ

(とは言え、息子でも年老いた母をはぁちゃんと呼ぶかもだし、単なる知人かもですけども)

素直に孫だと受け取ると、
『このおばぁさん本当は孫だと分かっているんじゃ無いだろうか?』

いつもの妄想癖が顔を出します(笑)


健康面での理由でつけてるわけでは無さそうなのに室内でサングラスの孫。

もしかしたら泣いて赤くなった目を隠すためにかけたままなのではないか?

何となく察していても孫の顔をちゃんと見たいおばぁさんは
顔が見たいという代わりに
「サングラスかけたままだとあなたが誰だか分かりませんよ」
そんな気持ちを込めて「どちら様」って言ったんじゃ無いか・・・そう思い出すともう止まりません(笑)

叱られてもサングラス取らなかったんでしょう。

そろそろ帰る頃合いでしょうか、3番でまたこう出てきます

どちら様かは存じませんが

おばぁさんは次に訪ねてくる時はお寿司をお土産に欲しいとねだるんですよね。

今度訪ねてくれるなら
土産にお寿司を持ってきて

弁える事を身につけていそうなおばぁさんがいくらご縁だと思っても名前も知らない人にお寿司をねだるのはおかしな感じです。

そう。

おばぁさんがいるのは認知症の方の介護施設ではなく、病院(※妄想)

何らかの病気で、きっと残された時間があと少しという状態で人生の思い出や、こんな風に生きていって欲しいと言う思いを伝えている(※妄想)

膝が悪くて伊勢神宮に行けないと言っていたけれど、伊勢神宮は車椅子でもお参りできる配慮がされています。

なので膝だけが理由なのではなくて、それ以外にも病院を離れられないような症状がでているんじゃないでしょうか。

それに次に、と頼んだお寿司のネタは

白身の魚にイカとタコ

白身の魚はともかく、イカとタコは噛む力が衰えてくる高齢者にはあまり向きません。

声がかすれてるので、顔周りの筋力も衰えでいると想像します。

おばぁさん、もうイカやタコは食べられないんじゃないかと。

ここは最大の妄想ですが、この「今度」訪ねるのはおばぁさんが亡くなった後
『墓前に備えてね』

わさびを抜いてくださいね

『その時は泣かないでね/わさびが無いから泣けないでしょ?』

そんな言葉が隠されている気がして自分の妄想に大号泣(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

おばぁさん、わさびが苦手なのではなくて、あなたらしく笑っていてねとか、
泣くのならわさびを理由に涙を誤魔化さないでねって言いたいんじゃ無いかなと。
後者の意図なら悲しみは悲しみのままでにも通じる思いですよね。



妄想掻き立てる曲は名曲なのですよ。

どんな思いを伝えたくて選ばれた言葉なんだろうと想像したい気持ちをムクムクとかき立ててくれるってことなのでね。


歌詞を邪魔しないピアノの音にマッキーの声。
宜候のために書き上げられた詩じゃないとか信じられません。

こういう出会いを運命って言うんでしょうね。