TwinTowerTours (m)

ももた支店:槇原敬之さんのほぼ全曲レビューという名のただ語りたいだけ-なブログをを相方さんとしております♪

10. Flying Angels

ブランケットをけちらし
方々に転がって
なかなか変なかっこうで
眠る子供達

槇原家のぶっぷ達はほんと天使でしたね。
Twitterや会報なんかで癒された回数は数え切れません。

我が家の愛犬は天使というより小悪魔ですが、へそ天で眠る姿はまさにオッサン天使。

変な寝相イコール安心して眠れている訳ではないでしょうが、無防備な姿を晒してくれていて愛おしい。

寝姿はかわいいけれど、本物のカメラやスマホのシャッターを押したら起こしてしまうから、主人公は心のシャッターを押すんですけど、愛情を感じます。



同じ三拍子の曲に今日の終わりにありがとうを数えようがありますが、今日1日おこった全てに感謝の気持ちを持とうという歌詞で現在の視点から過去をみているのに対して、このFlying Angels では、子供達のために不安を取り除いて、安心できる未来を作っていくんだと前を向いています。

どんな子供達もみんな何の心配もなく
空を飛ぶ天使達のように
こんな悪い寝相で眠れますように
そして明日が来ることを
待ち遠しく思いながら眠れますように

一番身近な者達に向ける目線の中に平和の祈りを込めた曲。

個人的にはちょっぴり節回しに不安定さがあるような感じがするような?しないような?気がしています。

なんだかそれが、不安な気持ちをかかえながらも、子供達の未来を守りたいという親の気持ちというか、漠然とした不安に立ち向かっているのは、勇者でも戦士でもない、普通の・・・本当にどこにでもいそうな普通の人間が主人公なんだよと教えてくれている、そんな気がします。


蛇足ですが、初期のマッキー作品で天使と言えば、どぼ天ことどうしようも無い僕に天使が降りてきたですが、この頃は好きな相手や、マッキー自身が天使(Self portraitのジャケットとか)だったのが、「子供達が天使」と思うお年頃になったんだなぁとしみじみ。

歳を重ねたからこそ生まれてきた名曲と言えるでしょう。